08.熊谷雅博

作家

粉引にこだわる器

熊谷雅博さんは、九州福岡で粉引きの器を中心に作陶されています。いわゆる白い器です。熊谷さんの粉引は、しっかりと時間をかけて焼成されていますので貫入(※)も入りにくく、汚れがあまり目立つこともなく「土物はちょっと汚れが心配」という方にもおすすめします。
白い器は料理を引き立て他の器と上手く調和しますので、始めてお使いになっても心配ありません。
粉引きの器は清楚で暖かい食卓を作ってくれる事でしょう。

※貫入(かんにゅう):うわぐすりの部分にできるひび模様

作品

陶歴

上野焼の窯元に生まれて、上野焼の伝統の技法が頭に残る中、焼き物の専門学校で勉強し、福岡の大学でクラフトデザインの勉強をしました。
その後、松尾次郎先生のところで2年間勉強させてもらいました。
先生は、伝統的な焼き物ではなく、自分のスタイルの作品を作る方でした。
勉強を終え、色々な要素を入れた自分らしい仕事場が出来たことで、伝統的な部分を残しながらも自由なスタイルや色々な発見をすることが出来ました。
作品はいつもインスピレーションを探し変りながら前に進んでいます。
日本中のイベントに出展しながら、ギャラリーの方に出品させていただき、また、イギリス・台湾にも出展しています。

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